リリーのすべて
DVDですが、久しぶりによかったなーと思う映画を観たよ(^o^)/
『リリーのすべて』
トム・フーパー監督
1930年前後のデンマーク。
若い画家夫婦、夫のアイナー(エディ・レッドメイン)と妻のゲルダ(アリシア・ヴィキャンディル)。
アイナーは、ゲルダに代役で一時的な女性の肖像画のモデルを頼まれ、ストッキングやドレスを体に合わせたことをきっかけに、自分の中にいる女性の存在(リリー)に気づく。
遊び半分のゲルダと一緒に、女装をしてパーティに行ったりしながら、だんだん女性になりたい想いは止められないものになっていく、、、
というお話。
妻のゲルダは、アイナーがどんどん本気になっていく姿を、戸惑いながらも、受け止める。
ゲルダは時にアイナーがリリーになるのを助長させているようにも見えた。
でも、我慢しきれず、
自分が愛した夫に戻って欲しい!
直球でぶつけた言葉も、もうアイナーには届かず、、
アイナーはお医者さんに診てもらい始めるが、それは「今は頭がおかしくなってる」みたいなものばかりで、アイナーの気持ちを受け入れるものではなかった。
そんな中ふたりはある1人の医者と出会い、アイナーは性適合手術を受け、体もリリーになることを決断することになる。
手術を受け、からだもリリーになっていくアイナー。
まだ女装していただけだったころ声をかけてきた男性に、自分は生まれた時は男だったと伝えに行ったり。
手術を受けたことで強くなっていっている気がした。
何度目かの手術で、リリーはわずかの命となってしまい、ゲルダが付き添い息を引き取る、、
リリー亡き後、ゲルダはアイナー(リリー)が描いていた風景を探しにアイナーの故郷へ。
そこでリリーにもらったスカーフを、空に飛ばし、清々しく終わり。
(かなり端折っちゃった)
最後にわかるのだけれど、これは実在したリリーという人の話がモデルになっている。(映画はかなり脚色されているらしいけど。)
この方は世界で初めて性適合手術を受けた人なんだとか。
この映画のすごいところは、最初すごく優しくカッコよかったアイナーが、どんどん美しい女性のリリーになっていくエディ・レッドメインの演技、、、
もちろん本人の苦悩もあるけど、ずっと支えていたゲルダが切ない。
手術を受けた後は「もうアイナーはいない」と本人にも告げられ、でも最期まで寄り添う(;ω;)
ゲルダ自身、受け入れたり受け入れられなかったり、ずっと葛藤は続いていたと思う、、
リリーになった後は一応『別れた』らしいけど、ずっと一緒に暮らしていた。
多分この映画を見る人のほとんどが、ゲルダ目線なんじゃないかな。
愛する人には思うように生きて欲しい、でも自分の愛する人はいなくなってしまう、、
いるけどいない。いないけどいる。
んーーー。この気持ちは想像しきれない!
元々仲の良い夫婦で、アイナーはリリーになっていく最中も愛してるのはゲルダだけだと。
いろんなかたちがあるというのをこの映画で伝えたかったのかな?
ゲルダなくしてリリーは誕生しなかっただろうな。
とにかくこの主人公のふたりがすごくよかったのです〜〜
すごく個性的なキャラってわけじゃなく、ふたりがなんとなく似た者同士?のような感じもして、いいな〜〜と。
周りの人たちも応援してくれる人が多かったのも良かった。
この時代じゃぁ、今より変な目で見られただろうに。
ハッピーエンドじゃないのに、観終わったあとは「よかったね」って気持ちになれるような感じ。
そして!!!
ゲルダが終始美しくて、着てる服も髪型も全部かわいかった〜〜!!
画もすごく良いし、建物や街の雰囲気も良くて、オススメでした(^O^)
一回しかみてないから(?)
うまく説明できなかった、、、
長々書いた結果
とてもわかりづらい紹介でした(笑)
ちなみに
Dさんは半分くらいで夢の中へ、、、
映画の趣味が合いません。